「ねえ、君しかいないの…、私を満足させて…?」 (今どきの修学旅行は、豪華だなあ…) 何処までも続く海原を見ながら、 きゃあきゃあとはしゃぎまわる生徒たちの声が、甲板のデッキでこだまする。 私立桜葉学園の引率教師として、修学旅行についてきた主人公は楽しそうに青春を謳歌する生徒たちを、眩しそうに眺めていた…。 しかし、そんな平和であたたかな時間が長続きすることはなく、 その夜【運命の時】を迎えてしまう。 予報になかった突然の落雷、暴風、高波…。そして最悪なタイミングでのエンジントラブルで、急遽救命艇に乗るこ ...