帰りの電車でいつものお気に入りの四人掛けボックスシートに座った美波。 ここで外の風景を眺めながら物思いにふけるのが、癖であった。 可愛い制服とアイドルのような外見、さらさらと艶やかな黒髪、大きなつぶらな瞳、 スタイルがいいのに大きく膨らんだ胸。 美少女で評判な美波はまたも学校で告白されたことで悩んでいた。 幼いころから可愛いと言われ続け愛を囁いてくる相手が絶えないが、どこか自分に自信がなく 告白を受ける気にもなれない。そんな奥手なバージンの美波であった。 横に無遠慮に荷物を置いて座ったおじさんに現実に引き ...