僕、雨宮直幸は鳴川詩音という女の子と一緒に、クラスの美化委員になった。 美化委員の活動として放課後は二人で教室に残り、掃除の最終確認を行っていた。 無口で背が高くて、ちょっと陰のあるクラスメートの鳴川さん。 二人きりで美化活動を続けていくうち、僕はそんな鳴川さんの事がどんどん好きになっていった…。 鳴川さんとは途中まで帰り道が一緒で、いつしか僕たちは共に下校するようになっていた。 好きな女の子と一緒に下校…。そんなドキドキした日々が続く…。しかし鳴川さんは常に無口で無表情。 一緒に帰ってくれているけど、僕 ...