[あらすじ] 「……!」 目を覚ました『俺』は、自身がとある病院の一室、そのベッドに拘束されていることに気付く。 清潔な入院着を身にまとっているのは、凡庸な成人男性の肉体。そしてそれを拘束するのは、興奮して暴れる患者や囚人をベッドに縛り付けるようなバンド。窓からは夕焼け空が見え、外からはカラスの鳴き声が聞こえてくる。 「亜鳥良久 アトリヨシヒサ 」 ベッドの頭上にあるネームプレートには、そんな名前が書かれていた。 それが俺の名前なのだろうか。……分からない。その他のことはろくに思い出せない。 唯一思い出せるのは、質素な安アパートの外観、そしてその一室、そんな風景のみだ。 思い出せない、何も思い出せない。強い不安に、情けなく、涙までにじんでくる。 「記憶喪失、って奴か……俺は……」 ならばこの仕打ちにも、少しだけ納得がいく。 恐らく俺は、何かの拍子に記憶を失い、不安や恐怖で暴れたところを強●的に入院させられたのだろう。 いや、逆に何か別の理由で暴れた際に、頭を強打するなどして意識と記憶を失ってしまったのかもしれない。 その時、病室の扉を開けて誰かが入ってきた。 「目が覚めたんですね」 ナースだった。まだ若い。おそらく二十歳を少し過ぎたくらいだろう。あどけなさを残した顔は整っていて、今のところは表情らしい表情は浮かべていない。それよりも目を引くのは、その豊かな胸の膨らみだ。ナース服の上からでも分かる巨乳に、俺は視線を吸い寄せられてしまう。 「亜鳥さんの担当ナースの椎那智紗(シイナ チサ)です。よろしくお願いします」 「よ、よろしく……って言うかそれよりも――」 俺は智紗と名乗ったナースの胸から視線を剥がし、自らの両手を、拘束が許すギリギリまで持ち上げる。 「早くこいつを外してください。これじゃ何もできない」 「申し訳ありませんがそれはできません」 眉一つ動かすことなく、冷淡な口調でナースが言う。 「いや、どうしてです? 俺はもう落ち着いてる。こんなふうにされなくても暴れたりはしませんよ!」 「私はそれを判断する立場にありません。主治医が決めることです」 「だったらその主治医を呼んでくださいって!」 「主治医の今日の診察時間は終わりました。明日まで我慢してください」 慇懃無礼という言葉の見本のような態度で言いながら、ナースが手元の紙にペン先を走らせ続ける。もしかすると、俺がこうやって拘束に抗議していることを書き込んでいるのかもしれない。そう考えると頭に血が昇ってしまう。 「どうして俺がこんな目に遭ってるのか話してくれよ! 何の説明もなしに自由を奪うなんて人権侵害だろ!」 「私はそれを話す立場にありません。明日、主治医に訊いてください」 「なっ――馬鹿にするな! だいたい便所に行くときはどうすりゃいいんだ!」 「私が介助しますので心配なく」 「介助って……」 「もしかしてトイレに行きたくなってるんですか? でしたらそう仰ってください」 ナースが俺の顔に顔を近付ける。かすかに汗の匂いの混じったシャンプーの香りが鼻孔をくすぐる。俺は思わずナースの顔から眼を逸らし――そして胸の膨らみにまた視線を向けてしまう。まずい――と思ったときには遅かった。ナースの態度に対する怒りによって熱くなった血液が、彼女の扇情的な体付きに刺激された欲望に導かれ、股間に集中する。 「ま、待ってくれ。違う。別にこれは……」 うろたえる俺の意思とは無関係に、男根がムクムクと勃起していく。 「…………」 ナースは俺の体の反応を表情のない顔でじっと見ている。その姿が、なぜか俺の興奮をさらに高める。そして俺は、陰茎を完全に勃起させてしまった。入院着の薄い布地が股間で見事なテントを張っている。これはもはや誤魔化しようがない。胴を拘束されているため、体を捻って隠すことすらできない。 「はぁ……」 ナースが小さく溜息をつき、そしてクリップボードをベッドに置く。 「亜鳥さん、処理をしますので動かないでくださいね」 「え、い、いや、処理って、いったい何を言ってるんだ……?」 ナースは答えず、どこからか取り出した薄い手袋を手に嵌める。そして──── ……………… ………… …… そして、謎めいた病院の一室に閉じ込められた俺は、三人の女と出会うことになる。 整ったスタイルと冷たい美貌の持ち主、担当ナースの、椎名智紗。 不必要なまでに妖艶な色気を持つナース長、緋本宮美(ヒモト・ミヤビ) そして、自称女医の生意気なメス〇キ黒ギャル、諌速玉稀(イサハヤ・タマキ) 治療と称して、俺の精子を搾り取り、快楽を貪る女たち。 この狂った病院からの脱出を願いつつも、俺はいつしか極上のメスどもの肉体に溺れはじめてしまい……
FANZA
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