■プロローグ 「アイ」には絶対に叶えたい夢があった。 みんなが知っている国民的アイドルになることだった。 「私もステージでキラキラしたアイドルになりたい!」 高〇生だったアイは今すぐアイドルになりたかった。 だが、〇〇〇だった当時のアイにその夢は叶わなかった。 〇〇〇の場合、オーディションを受けるには「親の同意書」が必要になる。 過保護な親の反対が有りアイはオーディションを受けさせてもらえなかったのだ。 『もう少しの辛抱』アイは自分にそう言い聞かせて時が経つのを待った。 どれ程この日を待ち望んだだろうか1 ...