〜あらすじ〜 先日のフルコースは何とも言えぬ時間だった。若返ったひと時を感じることができた、しかし、しかしだ。そのあとの疲労感と充実感が入り乱れる何とも言えぬ気持ちを消化しきれていない。思い出すのだよ、ふとした時、脳裏によぎるあの得体が。 いかん、いかん、普段の生活に戻らなければ。 「おじゃましまーす!」 珍しくこんな時間に娘のともだちがやってきた。 お久しぶりだね 他愛のない挨拶をかわし、スマホをいじりながらテレビをみていた。 (またバイト変わったんだ、連絡するね) 不意打ちかのように耳元で囁かれた、吐 ...