■あらすじ 学生生活、就職、恋愛、結婚・・・ どんな時でも普通すぎる人生を歩んできた一人の母親。 自分のことをモブだと卑下して暮らしていた。 唯一といっていい生きがいは自分がお腹を痛めて生んだ一人息子の雄太。 雄太の前でだけは自分の人生が肯定されるような安心感があり、 素直に愛情を注げる存在だった。 その穏やかな日々は雄太からの突然の一言で狂っていく。 「お母さんのこと、女性として本気で好きなんだ」 冗談だと、冗談にしなければならないと理性では分かっていても、 唯一の大切な存在である息子からの告白に揺れ動 ...