隣県で一人暮らしをしている大学生の息子・俊哉と連絡がつかなくなった。 一週間のあいだ、電話にも出ず、メールにも既読がつかない。 心配が限界に達した母親は、パートを休み、始発で彼のアパートに向かった。 「お願い…。無事でいて…」 …が、部屋のチャイムを鳴らしても、応答はない。 つのる焦燥。やむなく、彼女はスペアキーで室内へ…! そこには、大失恋からの連続ヤケ酒で気絶しているバカ息子の姿があった……。 だが、馬鹿な子ほどかわいいのが親というもの。 叱りはしたものの、シャワーを浴びさせ、おかゆを作り、 母はかい ...