クラスの男女から執拗な容姿いじりを受け続け、「一生彼氏はできない」「死ぬまで処女」といった心ない言葉に傷付いてきた少女『寺島ちとせ』。 容姿への嘲りを否定できない地味な顔立ちと太めの体型が少女を卑屈にさせ、自分のようなデブスは恋愛も性体験もできないと考えるようになっていた。 思いつめた少女はお情けで抱いてもらおうと、わずかに接点を持っている男である「友達のお兄さん」 ──つまり俺の部屋を訪れて懇願した。 「おっ…お兄さんに わたしの処女を もらって欲しいんですっ」 歳の離れた妹の友達でしかも処女…という面 ...