少子化対策未来庁 ━陽菜編━ これは少し未来のお話し 歯止めのかからない少子化に、ついに国は重い腰を上げ強権的な政策を打ち出すまでになった。 『少子化対策未来庁』とその実働組織『花房』の設立 例え婚姻の契りを交わした男女でも、国家権力を盾に『花房』の職員が強●的に妊娠させる事ができる法律が可決された。 『少子化対策特別法 』〈第8条3項『既婚者の為の措置』〉 既婚女性が『めしべ』として選出された場合、現在の夫との間に1ヶ月の猶予期間が与えられる。 その間に妊娠が確認できなければ、当庁男性職員『おしべ』を派 ...