ガラッとふすまの開く音と共に、美味しそうな朝ごはんが運ばれてきた 「おはようございます巫女さま」と同じ顔をした二人の鬼が現れる、二人は双子鬼で土地神に拾われ、今では土地神の神使として働いていると、ご飯を食べている澪に説明する。 どうやらここはマヨイガと言い、住処を亡くした双子鬼をはじめ、信仰されなくなった神や妖怪が時折泊まったり、はたまた定住したりする、人ではない者たちの村であった。 ポカーンと話を聞いているうちにご飯を食べ終えた澪。 すると双子鬼が「さてと、では清めの準備をしましょう」と奥の箪笥から巫女 ...