あれから一か月。 艦隊を率い、戦場で意志を貫いてきたはずの彼女たちも、次第にそれぞれのプライドと理性を溶かされていく。 ナタル 縄の触感と微かな媚薬の気配に、彼女の鋭い判断力がわずかに乱れ始める。 「こんな私、あり得ないのに…どうして身体がこんなに熱くなるの…」 その言葉とは裏腹に、徐々に濁る視線が甘美な囁きに心を蝕まれていく様子を映し出している。 マリュー しなやかな縄が肌をかすめる感触に戸惑いながらも、心の奥底で小さな悦びの火が灯るのを感じ始めている。 「私が、こんな束縛を…でも、否定できないこの鼓動 ...