【ストーリー】 冬の夜、とあるバスターミナル。 私は東京へ向かう夜行バスに乗りました。運良く、または運悪く、3列シートの真ん中の席が私の指定席。両隣には、若い女性2人組が座っていました。 バスが出発し、しばらくすると、彼女たちは眠気に襲われたようでした。私も眠たかったのですが、なかなか寝付けず、窓の外をぼんやりと眺めていました。 すると、私の右側に座っていた女性...彼女はまだ眠っていませんでした。彼女は恥ずかしそうに、小声でこう言いました。 「あの...トイレに行きたいんですけど...」 私は眠気も吹っ ...