【あらすじ】 母という立場は、時として愛人という顔を持つことがあった。 理性では抑えきれない感情の奔流が、次第に全てを呑み込んでいく。 我が子への慈しみは、やがて恋人への愛情へと変貌を遂げる。 抗えない衝動に導かれるまま、禁断の扉が開かれようとしている。 昼下がりの静寂は、徐々に濃密な色合いを帯びていく。 母性という仮面の下で、女としての本能が疼きだしていた。 純潔な親子の時間は、次第に淫らな蜜月へと溶けていく。 許されざる関係の中で、背徳の悦びが芽生えていった。 押し殺していた想いは、今まさに溢れ出そう ...