クラスで悪い意味で目立った存在、影山ひかげさん 誰とも喋ろうとしない、授業以外では一切声を発しないで いつも一人で本を読んでる浮いた存在 だれが見ても陰キャの影山さん おまけに放課後はわざわざ離れにある旧校舎の ほとんど使われていないカビ臭くて誰も寄り付かない 第二図書室で一人で読書してる。 先生に頼まれて備品のチェックにこのカビ臭い第二図書室に 来た僕はふと影山さんの読んでる文庫本に目をやる 驚いた。 影山さんの読んでる文庫本はハードSM官能小説界の巨匠 「団鬼楽」の文庫本だった あまりに意外だったので ...