――お姉ちゃんが欲しかったんだ。 何でも受け入れてくれる包容力。 ときに甘やかし、ときに叱ってくれる母性。 そして何より、豊満ボディといじめてくれるSっ気。 でも、いなかった。 実姉も従姉も田舎のお姉ちゃんも近所の姉的存在も 足組んで見下ろしてくれる先輩お姉様もいなかった。 小っこい後輩しか、いなかったんだよ。 年下のクセに辛辣で、何でも平然と拒否るし、 なんか投げやり、真顔でクズと吐き捨てるAカップだ。 冗談だ。彼女だ。大好き。 でもね、こう――。 お姉ちゃん(年下)が欲しかったストーリー。 ----- ...