◇あらすじ 『少しだけ、刺激が欲しかった――』 ――専業主婦となって、早10年。 そんな不満が積もり積もったある日、ついに私の心は限界を迎えてしまった。 刺激を欲した私は、こうして見知らぬ男性と会う約束をしてしまったのである。 だが、当日を迎えた今……後悔ばかりが心の中を支配していた――。 (やっぱり、帰りましょう。いくら今の生活に不満があるからって、この一線を越えてはいけないわ……) 今ならまだ、なかったことにできる……ようやく私が決意しかけた、その時――。 「ごめん、お待たせ。えっと……あなたが理沙子 ...