一人暮らしを始めた優斗の部屋は、すべてが新しいものだったが一つだけ子供の頃から使っている抱き枕があった。 この抱き枕は優斗が大好きだったアニメのヒロイン夢佳のイラストが描いてあり、うれしかったことや辛かったことも抱きと一緒に乗り越えてきと思っていた。 そんな抱き枕を抱きかかえ仕事の疲れを癒す時間が優斗の至福の時間だった。 抱き枕も悠斗に抱きしめられ、話しかけてもらっているうちにおぼろげに意思を持つようになった。 優斗が一人暮らしを始める際、夢佳は内心連れて行ってもらえるか不安だったが、この夢がの枕がいいん ...