『うおおおお、離せぇぇぇぇっ! これは不当な拘束だ、弁護士を要求するぅぅぅ!』 閑散とした地下通路にオークの声が木霊する ・・・オレの声である。 『はいはい、大人しくするですぅ〜 っていうかなんでオークが そんな流暢にしゃべってるですぅ〜?』 オレの右わきを抱えた少女が溜め息まじりに吐き捨てる。 蒼い瞳に紺色のセミロング、胸元を大きくはだけた 魅惑的な鎧に身を包む、そして鎧越しとはいえ その豊満な乳房が押し付けられる感触が心地いい。 『どうせ人間のスパイでしょ? 魔法かなんかで化けてるんだよ。』 逆側、オ ...