ほぼ空き家となった団地、その一画にオレは住んでいる。 オレ以外に住んでいるのも数人…いわゆる、ほとんど廃墟というやつだ。 まあ退職やら色々あって、ここに住んでしばらく経つ… だらっと過ごすだけの日々に、その子は現れた。 どこの子だ? 遠目に見ても可愛いのが分かる… 目が合った? 物珍しさにオレを見ているのか? オレなんか見ても何も得は無いだろう… 一瞬、何が起きたか分からなかった、 少し時間を置いて、爆音の様な心音と、噴き出る脂汗で 一気に夢から醒めるような、夢に入ったようなよく分からない感覚。 パンツを ...