『神籬の祭典』 それは、この神社にて行われていた神事。 子を成す行為を神前にて行うことを奉納し、 五穀豊穣、子孫繫栄の祈祷を行う祭事であった。 だが、それは戦前に失われた祭り。 少子化、過疎化の波にのまれ、神社の運営も厳しくなってきた頃、 地元の有力者の男たちから、忘れられたはずの神事 『神籬の祭典』を復活させないかと、宮司に進言される。 それを機に、新たな観光舞所、パワースポットとして盛り立てたいと。 公的な援助を得る機会を与えられたものの、 神籬の祭典に差し出すよう、指定されたのは 宮司の大事な一人娘 ...