「……須藤君……私……待ってるよ……東京で……」 「このデケェ乳もソイツに揉ませてしゃぶらせてデカくしたのか?」 201X年。 まだ人々が恐れや不安を抱くことなく、集い躍り騒ぐことが可能だった時代。 そう、あの’ヤリサー’が全盛だった時代。 「好きなヒトがいるの! 彼がいるんですッ」 「浩司ッ たすけて……」 「ママ……ママぁッ」 歪んだ認識が男を狂わせ、 荒んだ欲望が女を散らす。 「世界は希望で溢れてるゥみたいなキラッキラした目ェしやがってこの詐欺師がよォ」 「コイツ男のヒトがコワぃンですゥなんて抜かし ...