(しけてんな……ハズレの女ばっかだぜ) 麻倉はひとりごちる。 大学を卒業前に遊べる女を引っ掛けるつもりで クリスマスパーティーに参加したが、 麻倉の眼鏡に叶う女はそうはいなかった。 (エロそうな女でヤリ捨てても心が痛まないような 女が好みなんだがなぁ) 雰囲気や立ち振る舞い、話してみた感じで 自分好みの女を見つけるのが麻倉は得意だった。 「おっ……」 麻倉はパーティー会場の隅、目立たない場所に 好みに合う女を見つけた。 (こいつはなかなか……ん?人妻か? こんな日にこんな場所に来るとはねぇ ……イイネ、楽 ...