今この教室にいるのはボクと由佳だけ。 「好きです!付き合ってください!」 ボクに告白をしている由佳の姿が目の前にあった。 由佳はボクの幼なじみ。 両親の仲が良く、小さい頃からよく遊んだりもしていた。 そんな由佳にボクはトクベツな感情を抱いていたので『告白』された時は本当にビックリした。 まさか両思いだったなんて・・・ でも腐れ縁だからこそ付き合うとか気恥ずかしいものがあって、思わずふざけた返事をしてしまった。 その返事がどれほど愚かだったのか。 その時のボクは何も分かっていなかったんだ___。 ・表紙+本 ...