〜百年に一度ある村の風習『流種冨酒の儀』〜 村が信仰する亀蛇神に選ばれた男は女を一人選び、七日もの間、褥を共にする。 ■あらすじ 夫婦として慎ましく村で過ごすスサクとアオイ。 ある日、亀蛇神に選ばれたアオイの異母兄弟の兄ゲンジがアオイを儀式の相手として指名する。 愛する妻を他の男に差し出したくないスサクだが、流種冨酒の儀を拒むということは、村の破滅を意味する…。 やがてアオイは決意し、ゲンジに身を捧げる。 いくら交わろうとも夫への思いを頑なに離さないつもりだったが、兄とまぐわう度にその思いは少しずつ脆くな ...