四山の地の遥か東方に位置する「剛き列島」、ヒノト国。 その帝の直轄地の一つである「カナタ大町」にて、かつてオオヤマ朝廷の暗部を担うことを無理強いされた「くのいち」達が、ただ一心に「自由」を求め、次々と蜂起。 蜂起を先導するのは呪力豊かな戦闘集団「月花」。 呪法による操身強化で、小刀や体術のみにて重装士兵を軽々と討つその姿は、畏怖と憎悪の双方を込めて「戦女(いくさめ)」と呼ばれた。 巨大権力に人生を奪われた女たちの逆襲は日に日に勢いを増し、遂にカナタの政を掌握しようかと思われたその矢先、本腰を入れた朝廷中枢 ...