特殊少女の画像集だ。 「いや、これはちょっと……」 「なんで? いいじゃない」 「あーっ!」 「うわぁっ!?」 突然、背後から聞こえた声に驚いて振り向くと、そこにはいつの間にか、白銀姫が立っていた。 「あら、おはようございます、先輩方」 「おはよ、白銀さん。今日も早いね」 「はい。朝練をしていますから。ところで、先程見せていただいたその本ですけれど……」 白銀姫はそう言うと、僕の手の中にある写真集を指し示す。 「これですか?」 僕は恐る恐る表紙を見せる。 「それって、私がモデルになっている写真ですよね」 ...