友達以上、恋人未満の幼なじみ。そんな関係を長く続けてきた私たちだけど、進学を機に、ついに結ばれた。 「愛弓、好きだ」 「うん、私もだよ、健斗?」 まるでこれまでの時間を取り戻すかのように、恋人となった私たちは愛し合った。互いを貪り合った。でも、今度は新たな悩みができた。 (もうちょっと、私のことも考えてエッチして欲しいなあ) 若さに任せた勢いだけのセックスに、私は不満を抱いていた。 そんなある日、隣室から聞こえてきた男女の生々しい声。 「いつもうるさくして、ごめんなさいね。お詫びに一度、私たち夫婦のセック ...