【PR】2人が出会ったのは、病院の中庭、朱色に色づく花を咲かせたザクロの木の前。
FANZA
病院で働く朱寿乃(すずの)はリハビリに通院する●●●の榴(りゅう)と出会う。
この出会いがなければお互いに傷つく事はなかった。
でもきっと、自分を好きになれる事もなかった。
朱寿乃は下に6人の兄妹がいる大家族の長女。
大家族と言えば聞こえはいいがこれは両親が大喧嘩の度に‘仲直り’を繰り返した結果で、そうすることで夫婦は今にも千切れそうな愛情をいびつな形で引き延ばしていたように思う。
その証拠に母親はいつしか心を憔悴させ、夫と7人の子供たちを残し家を出てしまったのだ。
それからは否応なしに朱寿乃は兄妹達の母親代わりとなり、兄妹達が皆結婚した今でもずっと誰かに尽くす人生を送っている。
そろそろ自分の幸せを考えても…と言われても、どの兄妹よりも長く両親の姿を見ていた朱寿乃にとって、
人並みに恋人を作り、結婚し、子供を持つことで得られる幸せなど想像できるはずもなかった。
しかしそんな朱寿乃の人生観は榴との出会いで大きく動かされる―――。
榴のリハビリを担当することになった朱寿乃は、明るい笑顔でなつく榴にまるで弟を相手にしている時のような安らぎを感じていた。
そしてある時本人から聞いた家族との心の距離の話に痛いほどの共感を感じてからというもの、
朱寿乃は抱いてはいけない感情が芽生え、リハビリの日数が経つにつれ気持ちは大きく膨らんでいく。
リハビリという名目で会う間柄、特定の環境下で生まれる錯覚、一回りも違う年の差……。
いくつもの理由を自分自身に言い聞かせ、この感情に蓋をした。蓋をするべきだと思った。
――好きになったらダメなのに…!
誰かのために尽さなければ、人に認めてもらえる人間でいなければと凝り固まった朱寿乃の呪いとも言える価値観は、
榴と恋人として付き合うことで少しづつほぐされ温かいものに変わっていた。
忌み嫌っていた‘仲良し’行為も、これまでになく幸せに満たされる事なのだと知り、会うたびに何度も求めあった。
自分の中で何かが変わり始めている。
そう朱寿乃自身も自覚しはじめ、榴との幸せが日常へとなりはじめた頃…… 再び朱寿乃の人生観に影を落とす、衝撃の事実を知らされる……。
愛情と葛藤のドラマを描く『好きになったらダメ、なのに』シリーズ3作目は、
無意識のうちに自ら課した抑制から抜け出そうとあがく、自己解放の物語。
自分の本心からの意見を口に出来た時、涙が溢れ、興奮で眠ることができなかった。
誰にも意見できず尽くす事でしか感じられなかった存在意義から脱却する、愛を知ることで得た朱寿乃の勇気と決心を描いたストーリーをお届けします。
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※作中にヤングケアラーの要素が含まれています。苦手な方はご注意ください。
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年の差/年下男子/シリアス/両想い/純愛
手淫/フェラ/クンニ/潮吹き/正常位/近親相○/まんぐり返し/連続絶頂
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【収録内訳】
本編111p
表紙+事務やキャララフ
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シリーズどれも単品なので、過去作もよかったら読んでね!
武者サブ
アシスタント
住吉パンダ様
あらすじ協力
みやじ様
パッケージ、表紙デザイン
Blankie様