「ねぇ、貴方はわたしたちを助けに来てくれた 解放軍の人です?それとも神より遣わされた 救世主様ですか?」 青年と思わしき君はギラギラと蒼い宝石のように 輝く魔眼を開眼させながら、薄っすらと白い歯を みせ、満面の笑みをこぼすばか りで少女の無垢な質問には一切答えなかった。 ただ、少女らに「何者にも束縛されない」自由への 活路にして、一筋の道を照らしてくれた。 「こんな不毛な質問は愚問でしたね。 此処に来てくださって本当にありがとうございます。 いくら感謝しても足りません」 _________________ ...